薬剤師を目指す方へ~国家試験編~
こんにちは。まいまいです。
ブログを見に来てくださってありがとうございます。
前回は『薬剤師を目指す方へ~大学後半戦~』について書かせていただきました。
shiawase-shouko.hatenablog.com
今回は薬学部最大の山場となる『国家試験』について書きたいと思います。
薬剤師国家試験の概要
薬剤師国家試験は毎年2月後半に2日間の日程で組まれています。
試験会場は北海道から福岡県まで各都市に設置されており、大学からの最寄でなくとも実家の近くや交通に便利な東京や大阪など好きな試験会場を選ぶことができます。
科目は
- 物理、化学、生物
- 衛生
- 薬理
- 薬剤
- 病態薬理、薬物治療
- 法規、制度、倫理
- 実務
があります。
内容としては
- 必須問題90問(全体で70%以上かつ各科目30%以上)
- 薬学理論問題105問
- 薬学実践問題150問
計345問のうち65%以上でほぼ合格です‼(ほぼと書いたのは絶対基準ではなく、相対基準での評価もあるため)
わたしは280点(約81%)の正解で合格できました。
当時は絶対評価だったので225点ギリギリの友人にも、300点越えという強者にも平等に資格が与えられて優しい世界でした。
しかし今は“相対評価”という厳しい時代に薬剤師も晒されることになりました。
国家試験の勉強はいつから始める?
卒業論文の提出が終わる大学6年の2月や3月頃。研究室では最後の追い込みをかけている人を横目に国家試験の勉強を始める人もいる次第です。
明確なスタートは人それぞれですが、多くの方が卒業論文の終わりとともに国家試験の勉強を始めると思います。
大学や研究室から参考書の購入を勧められます。
そして届いた参考書の量を目の当たりにし、受け入れることが国家試験突破への第一歩となります。
国家試験の勉強方法は?
薬学共用試験のテキストやこれまで使用していた教科書を読むことでも勉強できます。
そして、大学によっても異なるとは思いますが、4月頃から大学主導による国家試験対策講義が始まります。
大学の教授や外部の専門講師から、国家試験に特化した講義を参考書片手に聞くことになります。
勉強を進めていくにつれて同級生から暗記の語呂を教えてもらったり、その年の時事問題と関係ある分野で出題されそうなキーワードが噂されたりと色々あります。
それでも最後に頼れるのは自分しかいませんから、最後まで自分を信じて勉強を進めていくことが大切です。
具体的には、「何月までにこの範囲に一通り目を通す」など数字で目標を掲げると良いでしょう。
模試点数は気にした方がいい?
実際に国家試験を受けるまでに模試を何度か受けることがあると思います。わたしの場合は確か3回あったと思います。
わたしは3回の模試でほぼ平均点ぐらいだったので覚えていますが、割合として48%(8月模試)→58%(11月模試)→63%(1月模試)というような得点推移でした。
体感から言うと、48%→58%に上げるのはめちゃくちゃ大変です。初めて参考書を読む段階ではどこが重要でどこが重要でないか検討がつかないからです。
しかし、一通り目を通せると重要なところとそうでないところの判別ができてくるので、スムーズに得点UPできるようになります。
自分の経験でも58%→63%は以外と簡単でした。
そして、国家試験を受ける前に大学の卒業試験があると思います。わたしは68%ぐらいで合格できたと思います。
恐らくほとんどの大学は国家試験合格基準の65%よりも少し上の68%とか70%とかそれぐらい得点できているとGOサインを頂けるかと思います。
もちろん、63%とか65%とかでも卒業できるところもあるとは思います。卒業試験から本番までには少し日にちがありますので、最後の追い込みで合格することも十分可能です。
経験、模試や卒業試験が学年の平均点以下でも問題ありません。
焦ることなく、自分のペースで勉強を進めることが何よりも大切です。
試験当日までに準備しておくことは?
勉強の面では自分のペースで進めることが第一です。
「自分が得意な分野では確実に得点できるようにすること」と「うろ覚えをなくしていくこと」は自信につながるので必ずやっておきましょう。
わたしは暗記系(薬理、薬剤、法規、倫理)などは何度も読んで頭に叩き込んでいました。
逆に衛生や実務はときの知識を総動員すればなんとかなるだろうとそこまで気にしていませんでしたね。
体調面ではとにかく前日と1日目の夜はよく寝ることです。いつもより1時間から2時間ほど多く睡眠を取ることをおすすめします。
国家試験で居眠りする人はなかなかいないと思いますが、睡眠不足だと勘も鈍ります。
絶対に正解である1問もあてずっぽうの1問も同じ1問には変わりありません。
あとは当日の試験会場までのルートを確認しておくこと。それと絶対に友達と一緒に行き帰りすることです。
ほとんどの人が初めて訪れる試験会場ですが、友人と一緒であれば精神的な負担がぐっと減ります。
忘れ物をしたときや、語呂などを確認したいときに助けてもらうこともできます。
まとめ
色々書いてきましたが、とにかく初めの一歩になる参考書を読み始める部分が本当に大変です。
2か月もすれば勉強の習慣が身につくので、あとは自分のペースをしっかりと守って勉強すれば問題ありません。
満点でも合格点ぎりぎりでも合格は合格です。周りと比較することなく、試験を突破することを目標に頑張りましょう‼
本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。
コメントお待ちしております。