幸せの証拠

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日常の解像度をあげるためにできることを書いています

幸せがずっと続く12の行動習慣①

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こんにちは。まいまいです。

 

 

ブログを見に来てくださってありがとうございます。本日は今年わたしが手に取った本の中で最も良かった本を紹介しようと思います‼

 


良本すぎて紹介したい項目が多いので、全4回に分けて紹介したいと思います。

 


タイトルは『幸せがずっと続く12の行動習慣』です。2012年に発売されましたが、幸せの形は変わらないなと実感させられる内容です。

 


著者はソニア・リュボミアスキー氏。米国カリフォルニア大学リバーサイド校の心理学教授をされています。

 


タイトルや著者からも分かる通り、心理学的に幸せについて分析されています。つまり、幸せとは“物”で満たされることではなく“心”が満たされている状態なのです。

 


本書のもともとのタイトルは『40%の解決法』だったそうです。なぜ40%なのかの説明とともに、「こんなことで幸せになれるんだ」と幸せのハードルを下げていただければと思います。

 

 

 

 


幸せとは何かを考える

 

皆さんが考える幸せとは何でしょうか。働かなくても生きていく上で困らないほどのお金があること?誰もが羨む美女(美男)であること?誰もが知る有名人になること?

 


果たしてそれらは永遠でしょうか。本書の冒頭では幸せを勝ち取ったかのように思えたふたりの人生を例に挙げています。

 


一時的な幸福はすぐ慣れる

 


バンドで成功したロックスター、ニールがいます。彼は若い頃からロックスターになりたいと思い、様々な苦難を乗り越えてその夢を実現しました。

 


富を築き、グラミー賞にノミネートされ、ライブでヨーロッパを回ることもありました。

 


しかし、突然彼の世界は崩壊しました。バンドはツアーをやめ、妻には去られてしまいました。

 

取材当時、ニールは田舎で子どもふたりと暮らしていました。

 


ニールは「当時、自分はこれまでずっと追い求めていた金も名声も手にした。今はそんなもの持っていない。だが、幸福の度合いは同じだよ。なんの違いもないさ。」と答えています。

 


また、テレビショーで整形手術を受けた40歳のデニスがいます。彼女は3人の子供を育てながらフルタイムで高校教師として働いています。

 


デニスは40歳になったときメイクもせずジムにも行けず、疲れ切った外見でシワの増えた自分の姿を見て「もう自分は終わってしまった」と思いました。

 


そんなとき、テレビの整形手術で変身できるという企画がありました。デニスが応募するとなんと当選!整形手術でシワもなくなり、メイクの担当者も整形に気づかないほどで、10歳は若返ってみえました。

 


メディアで注目されたデニスは自意識過剰になり、夫とも別れて新しい人生を始めようかと考えていました。

 


しかし1年後、デニスはふと我に返り、結婚生活を捨てることは大きな間違いだと気づきました。

 


デニスは「シワが減ったことは素晴らしいと言わざるを得ません。しかし、本当の幸福に比べたら変身なんてなんの意味もないわ」と言いました。

 


ふたりを例にとって一時的な幸福はすぐに慣れ、以前と変わらないまでに落ち着いてしまうことがわかりました。では幸福を求めることは無意味なのでしょうか。

 


日々良くなっていることを実感する。プラスのことを貯めていく。

 


ニールやデニスの場合は一時的な幸福のピークがあったために、そのあと幸福を感じにくかったのでしょう。

 


そこで幸福を追求するのではなく、幸福を「積み上げること」が大切だと本書で述べられています。

 


この「積み上げること」は人それぞれ違うと思います。だからこそ、幸せと感じやすいのでしょう。

 


お金を持っても綺麗になっても、すぐにそれ以上の人が見つかります。

 


そうではなく、昨日の自分・1か月前の自分・1年前の自分と比較して積みあがっていることを実感できることが大切だと思います。

 


昨日よりも勉強で知識が増えた。1か月前よりも痩せた、筋肉がついた。1年前よりもできること、やりたいことが増えた。

 


このように積み上げることが幸せになるために必要だと思います。

 


幸福を決定する3つの要因

 


著者は数年にわたる研究からある結論を見出しました。

 


それは幸福を決定するものは遺伝による設定値が50%、意図的な行動40%、環境が10%であるということです。

 


まず、遺伝が50%と大きな割合を占めていることは紛れもない事実です。生まれたときに半分は決まっているというのはショッキングですが、むしろショッキングに思えるのは環境です。

 

「裕福か貧乏か」「健康か病気か」「器量がいいか人並みか」「既婚者か離婚経験者か」など環境の違いは幸福度のわずか10%しか占めないということです。

 


ある研究では「年収1000万ドル以上のとりわけ裕福なアメリカ人の幸福度は、彼らが雇っている労働者と比べてやや上にすぎなかった」と報告されています。

 


また、別の研究では「既婚者は独身者よりも幸せだと一般的に考えられているが、実際は既婚者の25%と独身者の21%が自分はとても幸福だと思っている」と報告されています。

 


この事実を知っていれば、生活環境に幸福を追い求めることが大切ではないことが分かります。

 


そしてわたしたちが最も大切にするべきことは、40%もの割合を占める意図的な行動です。

 


日常生活での行動や考え方を通じて幸福度を高める余地やチャンスがあることは喜ばしいことではないでしょうか。

 

 

 

具体例が挙げれていますので、みてみましょう。

 


・かなりの時間を家族や友人と過ごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
・誰に対しても感謝を表すことが苦にならない
・同僚や通りすがりの人に真っ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
・未来を考えるときはいつも楽天的である
・人生の喜びを満喫し、現在に生きようとしている
・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
・生涯にわたる目標や夢に全力を傾けている

 

 

たくさんあるように思えますが、全てできていないと幸福になれないわけではありません。

 


1つの項目を日々積み上げるだけでも幸福になれます。幸福は他人との比較ではなく、自分の行動や考え方から得られるものだからです。

 

 

 

これで①は終了です。幸せとはどのようなもので、何に影響されるかについてお話しました。

 

 

 

 

次回以降は不幸にならないために気を付けることや実際に幸せになるための行動についてお話していきたいと思います。

 

 

 

 

本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。

 

 

 

コメントお待ちしております。