薬剤師を目指す方へ~大学後半戦~
こんにちは。まいまいです。
ブログを見に来てくださってありがとうございます。
前回は大学前半戦を記事にしました。
shiawase-shouko.hatenablog.com
今回は大学後半戦編です。
薬学共用試験から、卒論、国家試験とこのために6年間大学に通うと言っても過言ではないラインナップです。
是非参考にしてください‼
薬学共用試験~OSCEとCBT~
やっと研究を軌道に乗せたあたりで薬学共用試験がやってきます。OSCEとCBTですね。
OSCEは実務実習に行く前の練習ですね。マスクやゴム手袋の装着の仕方から注射剤の混合など実務で必要な知識と技術を学びます。
CBTは実務実習に必要な知識があるかどうかを確かめる試験です。大学4年までの振り返りテストのようなものです。
実際は大学4年まで難なく進級できた方にとっては余裕の試験ですのでご安心を。
ただ、CBTはテストですので合格すれば問題はありませんが、OSCEは実務ですので参加しないことには単位が合格できません。
OSCEは欠席すると補習があるぐらいですので欠席続きにならないようにしましょう。
実習それは“仕事”である
薬学共用試験を無事突破すると『実務実習』が始まります。
結論から言うと、実習は“働くとは何か”を学ぶ場です。
一緒に実習に参加する同級生や受け入れ先のスタッフ、患者や家族など他人との関わりを身をもって経験する場です。
もちろん実務での知識を学ぶこともあります。
しかし、実際はいかに人間関係を円滑にして実習をうまく進めるかという問題であることに気づきます。
環境にすごく左右されるので一概には言えませんが、病院は他職種連携、薬局は店舗内での人間関係をうまくやることが大切だとわたしは思います。
卒論という名の苦行
今までの研究の結果を報告する卒業論文。通称“卒論”。
どれだけしっかり研究をしてきたか、裏を返せばどれだけさぼってきたかを露呈する瞬間です。
- なぜこの研究を行うに至ったか(背景)
- なぜこの方法を用いたか(根拠)
- 得られた結果はどうだったのか(考察)
- 今後どのように改善するか(展望)
これらを必死に考え、まとめあげたものを大勢で粗探しして晒し上げるという苦行です。
もちろん素晴らしい研究をして絶大な効果や結果が出る場合もあると思います。そんな方は是非研究職に就くことをおすすめします。
一般には、これができなかった、もっとこうした方が良いなど反省するものですので、背景・根拠を考えるよりも考察・展望に力を入れるとうまく切り抜けられると思います。
わたし自身、研究が得意ではありませんでしたが、膨大な時間と研究費を費やして得たものはそれなりにあったと思います。
失敗の積み重ねが研究ですので、技術だけでなく知識やメンタルも鍛えられます。
なので研究自体は経験して良かったと思っています。ただ、向き不向きは確実にあるということだけはお伝えしたいと思います。
最後の難関『国家試験』
薬剤師と名乗るには国家試験を通らないといけません。
2020年の薬剤師国家試験の合格率は69.58%と数字だけ聞くと6年通って3割落ちるのかと思いますが、新卒に限ると話が変わってきます。
新卒の2020年の薬剤師国家試験の合格率は84.78%ですので、8割以上が合格する比較的優しい試験かと思います。
それもそのはず。6年間にも及ぶ度重なる試験を潜り抜け、6年間を先輩方や友人と共に過ごすコミュ力も身につけた方のみが受けているので普通にやれば受かる試験になっております。
わたしの周りにも国家試験に不合格で国試浪人した方もいましたが、社会に出てしまえば血液型の違いぐらいどうでもいいことです。
社会に出てから学ぶことの方が圧倒的に多いので、気にしなくていいと思います。むしろ大学受験や国家試験で浪人していた人の方が社会に出ても平均以上のパフォーマンスを出すイメージです。
人生において多くの経験をする方が強くなれるのは間違いありません。
以上、前半・後半の2回にわたって大学編について書かせていただきました。
すごく個人的な意見が反映された文章になっていると思いますので、あくまでも参考までに。
本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。
コメントお待ちしております。