幸せの証拠

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日常の解像度をあげるためにできることを書いています

市場の変化に対応する者が転職を制する

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こんにちは。まいまいです。


ブログを見に来てくださってありがとうございます。


本日は『転職と副業のかけ算』という本を読んで感じたことについてお話したいと思います。


著者はmotoさんというスーパーウルトラサラリーマンです。本書を読んでまず一番に思ったことが、motoさん凄すぎる…という尊敬にも値するそのバイタリティーでした。


経歴は勉強できたのに早く社会に出られるからという理由で短大卒→20歳で地方ホームセンターに就職(年収240万円)→22歳で人材企業へ転職 (年収330万円)→23歳でリクルートへ転職(年収540万円)→27歳でITベンチャーへ転職(年収900万円)→30歳で広告ベンチャーへ転職(年収1000万円)+副業4000万円というものです。転職もすごいですが、副業で4000万円の収入があるというのが現代の申し子っぽいですね。


ちなみに、副業一本に絞らないのはサラリーマンの経験や転職を生かして活動されているためで、サラリーマンをやめてしまうと副業のバージョンアップができなくなるからだそうです。なんとも意識が高いですね。


この本を読んで転職に活かせるなと思ったことがあります。それは『常に市場価値を高める仕事・転職をする』ということです。


この記事を書いている段階ではわたし個人として転職活動真っ最中です。もともと薬剤師として新卒から働いていた会社から転職しようと思ってはいたのですが、新型コロナウイルスのせいで求人は減るわ条件は悪くなるわで最悪の時期になってしまいました。しかし、幸いにも条件さえ気にしなければ薬剤師として働ける職場は見つかりそうなのでひとまず安心しております。


今回が初めての転職だった自分にとって、求めていたのは年収と自由な時間でした。年収についてお話すると、薬剤師の年収って世間が思っているより高くはないんです。昇給っていう制度があるにはあるんですが、いろいろなイスが用意されているわけではなく、あくまで薬剤師としての評価がほとんどです。生涯年収にすると一般企業に勤めている方よりもだいたい低いです。6年間も大学で学んで国家試験も受けないといけないのにです。


さらにわたしは学生の頃、奨学金制度を利用していたため社会人になってからも奨学金の返済があります。この記事を書いている離職中にも奨学金の返済は待ってくれません。なんとも切ないですね。


唯一、薬剤師で恵まれているところは女性が多い業界であるがゆえに転職される方が多く、何度か転職しても不思議に思われないところですね。
わたしが学生のときにアルバイトしていたドラッグストアの男性薬剤師の方は病院、企業、ドラッグストアを経て独立されました。忘れられないのが「独立するために病院や企業、ドラッグストアで働いてノウハウを得てきた」と言われていたことですね。薬剤師で独立というと薬局を開業するんですが、土地や医師、薬の仕入れについてのコネクションがいるんだなというのは働き出してから気付きました。


話を戻すと、転職について考えている人も多いでしょう。転職する際にアピールできるポイント(資格や経験、成績など)を考えている方もいるかとは思いますが、では実際自分にいくらの値(年収)がつくかって実際に調べたことありますか。そして、自分の仕事でより評価されるポイントは何かを考えて仕事に取り組むことはありますか。わたしは本当に何も考えず、楽にお金を稼ぎたいと考えて転職に踏み切ってしまいました。


薬剤師でいうアピールポイントはどんな状況で働いていたか(診療科、人数、処方箋枚数)ですが、特に必要とされるのが”管理薬剤師の経験”です。わたしにはこれがありませんでした。管理薬剤師というのは一般企業でいうところの部長みたいなものです。部下をまとめて指揮を執っていく役割ですね。薬局というのは多くても20~30人程度で構成されており、多くは10人未満のものです。その集団がたくさんあるのだから集団を指揮してくれる人が欲しいのは納得ですよね。


このように、いい条件を勝ち取るには市場で評価されるものやアピールできるポイントが必要です。薬剤師は約30万人います。その中で知識で一番になろうというのはわたしにはまず無理だと思いました。100人にも満たない同僚の中にさえ勝てないと思った人がいたからです。


そこではわたしはナンバーワンではなくオンリーワンの薬剤師になろうと思い転職することにしました。ただ、薬剤師以外に特にアピールできるポイントはなく、普通に読書をしてブログを書いて、休みには友達と遊んでご飯を食べているだけの人間です。だから今すぐオンリーワンになれなくても、長い人生の中で自分ならこれ!と言えるアピールポイントを見つけられるようにしたいと思っています。


薬剤師の仕事ってとてもアナログなんですよね。医師が発行する紙媒体の処方箋に基づいてお店の中で薬、を取り揃えて、対面で患者さんに説明して渡す。ITやAIなど技術が入る余地しかないのですが、医療現場特に患者と対面する場所は多くが高齢者ということでアナログなままになっています。


いつも思うことがあります。若い人にとって、紙の処方箋よりもスマホで表示できる処方箋の方がいいですよね。紙の問診票を行く薬局それぞれで書かされるよりもアプリで提示できたら便利ですよね。紙で説明されるより、メールとか電子媒体で説明される方が無くしたりしないし、いつもらったものかも管理できていいですよね。薬もいつももらっているものならわざわざ取りに行かずに郵送でいいですよね。こういう『こうしたらもっとよくなるよ』という情報を発信することも必要だと思います。非効率的なところで働いていると、もっと改善できる点があるなと思ってしまうわけですが、わたし一人の力ではどうすることもできないのでこればかりは政府が動いてくれるのを待つしかありません。


このようなアナログな業界であるからこそ、デジタルな変化が起きた時に対応できるように準備しておきたいと思います。
最近では薬で治療するのではなく、アプリで治療するという新しい方法も出てきました


将来に不安を感じていましたが、この本を読んでサラリーマンとして前向きに働いていきたいと思えました。
市場の変化に対応して生き残っていけるように、常に最新の情報にアンテナを張って仕事に取組みたいと思いました。


本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。


コメントお待ちしております。