あなたが欲しいのは穴ですか?それともドリルですか?
こんにちは。まいまいです。
ブログを見に来てくださってありがとうございます。
本日は『ドリルを売るには穴を売れ』から学んだことを書きたいと思います。著者は佐藤義典氏です。
タイトルからにじみ出ていますが、マーケティングに関する本です。ドリルを買いにきているお客さんはドリルが欲しいのではなくて、穴が欲しいんですね。だから穴をあけるための道具であるドリルを買いにきている。つまりお客さんに必要なのはドリルではなく穴なんですね。穴は売ってませんから。
本書はマーケティングについて分かりやすい言葉や事例を用いて書かれているのでとても読みやすいです。半分はわたしが大好きなストーリー形式で、もう半分はストーリーの解説が書かれており、わたしでも1日1時間の2日間で読むことができました。
その中でも一番重要で、マーケティングの基本となる点についてご紹介したいと思います。
相手のベネフィットを考える
本書ではイタリアンレストランを題材にして、なぜお客さんはイタリアンレストランに来るのかという疑問を投げかけています。なぜこの立地で、なぜこの価格帯のお店で、なぜこの料理を頼むのかといったものです。
イタリアンレストランってあまり経験がないのですが、男4人ではなかなか行かないところですよね。デートだったり、何かのお祝いや商談だったり少し特別なときに行くイメージです。
ぜひマーケティングについて日頃から考えて生活してみましょう。商品を買ったりお店を選ぶとマーケティングの影響は必ずあります。なぜその商品を買ったのか、なぜそのお店で買ったのかと行動を逆から考えてみると答えが見えてきます。
具体例を2つ挙げてみたいと思います。
EC(ネット通販)
ECのメリットと言えばまず店舗に出向く時間が削減できることですね。他にもレビューが見られる・商品比較がしやすいなどが挙げられます。
反対にお店に行くときはそこでしか売っていなかったり店員さんの意見が聞けたり、試着など実際に試してみることがメリットになりますね。
コンビニ
本書で取り上げられた例だとセブンイレブンがあります。セブンイレブンでは食品や一通りの生活必需品が揃います。でも、スーパーより値段は高いし量も種類も少ないですよね。その代わりにお菓子やデザート、お弁当などはある程度のものが揃っています。
セブンイレブンの提供しているベネフィット=お客さんにとっての価値は、便利な場所にあって調理がほとんどいらずに食べられるものや生活必需品がいつでもあることです。
もともとは、20代~30代で独身の働き世代向けに提供されていました。駅の近くや商業ビルの中に入っており、朝から夜まで開いていることもポイントでしょう。その甲斐あって全国に5万を超えるコンビニが建ち、わたしたちの生活になくてはならないもになりました。
そのコンビニ業界も2010年以降は少子高齢化の煽りを受けてか、50歳以上の利用が増えています。お弁当の宅配やマルチコピー機など高齢者の利用が見込めるサービスの提供もしています。今後、利用者層の変化とともにコンビニ業界がどのような変貌を遂げていくのかも楽しみですね。
まとめ
Amazonや楽天、メルカリなど取引相手の顔が見えなくても物が買えてしまう現代だからこそ、相手が求めているものは何かを考えることが大切になってきます。
仕事でも相手に満足いく価値が提供できて、その見返りとして報酬が得られたときに本当のやりがいをみつけられるのではないでしょうか。
わたしには薬剤師としてまだまだひとりの患者を完璧に治療してあげることはできません。しかし、少しでも薬を飲まずに健康に過ごせるようなアドバイスをすることで患者に”価値”を提供していきたいと思います。
本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。
コメントお待ちしております。