幸せの証拠

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資産家は倹約家

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こんにちは。まいまいです。


ブログを見に来てくださってありがとうございます。


本日は『となりの億万長者』という本を読んでの感想です。著者はトマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンコです。
本書は高年収の人の中でも億万長者になれる人となれない人を様々な具体例を用いて対比し、解説されています。


この本を読んで名著と言われる理由が分かりました。それはシンプルかつ大胆な内容だからです。


億万長者とは世間一般のイメージとは裏腹に、派手な生活をせず見た目では分からないような人であり、倹約を大切にしているといった内容です。


ちょうど以下のふたつを組み合わせたような内容です。

 

 

 

shiawase-shouko.hatenablog.com

 

 

shiawase-shouko.hatenablog.com

 



その中でも特にわたしが感じたことがあります。

 

  • 資産とは貯めるものであって使うものではない
  • 買うことは何も考えなくてもできるが、節約は考えないとできない
  • 老後のことを考えると〇〇しない/することぐらいと考える


以上の3つです。


まず『資産とは貯めるものであって使うものではない』ですが、本書の第2章が「倹約、倹約、倹約」であることからも億万長者になるには倹約が大事と一貫して述べられています。


一般に”年収”というステータスは現代でも重要視されますが、年収よりも年間支出が上回っていれば資産は貯まりません。むしろ赤字です。
本書でも医者や弁護士、銀行員というエリートたちが取り上げられています。彼らは周囲によく見られたい、近所と同じぐらいの生活を維持する必要があるという考えから人より多く稼いだ分、多く支出しているため資産家になりにく(ゼロではない)と書かれています。1997年刊行なので当時のインパクトは大きかったでしょう。


一方、資産家に意外と多いのは自営業者や質素な生活を送る平均年収以上のサラリーマンだと述べられています。自営業者はコストがもろに収入に影響するため倹約されている方が多いからです。また、質素な生活を送るサラリーマンでも、”平均年収以上”というのがポイントですね。稼ぐことは悪いことではない、むしろ良いことだがそれ以上に倹約して生きることが大切だと意味です。


次に『買うことは何も考えなくてもできるが、節約は考えないとできない』ですが、億万長者は時間・エネルギー・お金を効率よく使えていると書かれています。特に億万長者はそうでない人と比べて資産運用にかける時間が2倍であるというデータは驚きでした。今では投資信託やロボアドバイザーなど投資の手法は様々ですが、「どこに投資をするか」ではなく「どうやって資産運用するか」と考えることも大切だと思います。


投資信託で億万長者になれるのであれば、なぜ投資信託億万長者がたくさん現れないのか。資産を預ける先もですが資産をどう運用するかも重要です。また、投資先の選択に時間やエネルギーをすべて注ぎ込んでも当然億万長者にはなれないでしょう。


また、買うこと(消費)についても本書では重要であると述べられています。億万長者でない人は豪華な家に住んだり、高級車を乗り回したり、ハイブランドな衣装を身につけていることが多いとされています。これらはわたしたちのイメージとは真逆のものではないでしょうか。しかし、買うことはお金さえあれば何も考えず欲望のままにできます。しかし、節約は何も考えずにはできないのです。時間をかけるところは資産運用でも同じでいかに効率よくお金とエネルギーを使うかですね。


有名な投資家であるウォーレン・バフェットも中古の家や車を所有していたことはよく知られている話です。また、最近は海外の大企業のCEOが高級スーツではなく、カジュアルパンツにTシャツで表舞台に立っているのも時間やエネルギー、お金を効率よく使っている例だと思います。


最後に『老後のことを考えると〇〇しない/することぐらいと考える』ですが、これはわたしの考え方です。現代では平均寿命がどんどん伸びて、医療が日々進歩するため長生きが当たり前になってきています。


今、楽しいことも大切ですがこの先を幸せに生きることも考えなくてはならない時代です。バランスが大切と言ってしまうとそれに尽きるのですが、最高の瞬間は過去ではく未来にあった方が幸せじゃないですか。


そのためにも、今日より明日、今年より来年、今より10年後が楽しくて幸せで最高だと思えるように過ごすことが後悔しない生き方だと思います。


ここまでお話してきましたが、豪華な家に住んだり、高級車を乗り回したり、ハイブランドな衣装を身につけていることが現代ではステータスに当てはまらないかなとも思います。SNSのフォロワー数や人と違うスキルや情報を持つことが現代に求められる姿でもあるかと思います。
しかし、”倹約”や”資産家”についての考え方は一筋縄ではいかない現代だからこそ、原点を知る意味で本書は大切な教えが書かれていると思います。


本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。


コメントお待ちしております。