幸せの証拠

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日常の解像度をあげるためにできることを書いています

節約で幸福になる

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こんにちは。まいまいです。


ブログを見に来てくださってありがとうございます。


本日は『バビロンの大富豪』という本を読んでの感想です。著者はジョージ・サミュエルクレイソンです。古代都市バビロンでの出来事が書かれていますが、難しい言葉はなく、中学生でも読めるぐらい簡単な内容になっています。また、わたしの大好きな対話形式で進んでいくので、とても読みやすかったです。


この本には特に”節約”の大切さが書かれています。凄く稼いで大富豪になろう、一発逆転で大富豪というよりは、知恵を使えば誰もが大富豪になれますよというものです。


”節約”と聞くとみすぼらしい、貧しい、恥ずかしいというイメージも少なからずあります。それは節約をプラスのイメージで捉えられていないからです。本書では特に繰り返し述べられていることがあります。

 

  • 「稼いだものの一部を自分のものとしてとっておく」と毎日自分自身に言い聞かせる
  • 自分で稼いだお金は自分の奴隷である。奴隷と思って接し、奴隷を働かせる


このふたつが大きなテーマだと思います。


まず、「稼いだものの一部を自分のものとしてとっておく」と毎日自分自身に言い聞かせるでうが、大富豪を目指すのに稼いだものを全て使ってしまっていては意味がありません。これではいつまで経ってもお金が貯まらないのは当たり前です。ではお金をどうやって貯めるのか。人は食べ物が目の前にあると食べることを我慢できないぐらい、手に持っているお金を使うことは我慢できないと思います。


そこで、あらかじめ給料の一割とか3万円とか決めておいた金額をとっておく(使わずに貯金する)ことで、いつの間にか貯金ができています。会社が設けている財形貯蓄などの制度もあります。


そして、”毎日自分自身に言い聞かせる”ことも大切です。せっかく貯めたお金を自分へのご褒美などといって使ってしまっては意味がありません。自分へのご褒美やちょっとした贅沢も稼いだものの一部を自分のものとしてとった残りの範囲で買うようにすることが大切です。


ここで、節約のみすぼらしい、貧しい、恥ずかしいというイメージが自分をマイナスの気持ちにさせてしまいます。しかし、稼いだものの一部を自分のものとしてとっておく」と毎日自分自身に言い聞かせることができている、お金が自然に貯まっていくことに目を向けるとプラスの気持ちが湧いてきます。このプラスの気持ちバネにして積み重ねていくことが継続への第一歩だと思います。


次に自分で稼いだお金は自分の奴隷である。奴隷と思って接し、奴隷を働かせるです。奴隷という表現が馴染みがなく、あまり良い言葉ではないのですが頭に刻み込む意味で奴隷という言葉をそのまま使います。言い換えるのであれば友人でもいいかと思います。


自分の時間や体力を使って得たお金はもはや自分の奴隷です。お金はわたしたちに反抗したりしません。そんなお金にはわたしたちに仕えて働いてもらうこともできます。本書では特に金貸しが分かりやすい例かと思います。現代では個人でお金を貸すのは商売として微妙なところなので、株式投資にしましょう。


自分のお金を使って会社の株を買う(株券を通じて出資する)ことで、その会社はお金を調達し、商売で利益を上げます。この利益を会社の設備に当てて、会社の価値を向上させたり、株主に利益の一部を配ることでわたしたちのお金は働いてくれます。


会社ではなく、自分に置き換えてもいいでしょう。自分のものとしてとっておいたお金を自分に投資する。髪型や衣服、化粧品にお金を使って見た目を向上させてもいいでしょう。本やパソコンなど勉強できる資材を買ってもいいでしょう。自分の価値の向上にお金を使って、今以上のお金を稼げるようになれば効率もよく幸せも感じやすいと思います。


しかし、お金を働かすには働かすお金がないとダメです。なので本書は、稼いだものの一部を自分のものとしてとっておくことの大切さが繰り返し語られています。


わたしは新卒で入った会社を辞めた後、転職するまでに約2か月無職の期間がありました。無職の期間の何が怖いって口座の残高が右肩下がりで減っていくことなんです。その間、お金を全く使わないことは不可能だったので、支出に無駄がないか考え直しました。さらに支出があった際には家計簿をつけて、あとから見返せるようにしました。収入がなくても、節約して支出を減らすことはできると学んだいい経験になりました。


最後にわたしが本書を読んですごく心に残った文章を紹介させて頂きます。


太陽は父が生まれた日も楽しい日も悲しい日もいつも照らしてくれていた


時間は全員に平等です。今のちょっとした節約が将来、大金を引き連れて帰ってきてくれること期待して生きるのも幸せだとは思いませんか。


本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。


コメントお待ちしております。