幸せがずっと続く12の行動習慣③
こんにちは。まいまいです。
ブログを見に来てくださってありがとうございます。
今回も前回に引き続き、わたしにとっての今年の一冊『幸せがずっと続く12の行動習慣』についてお話したいと思います。
今回はより具体的な行動習慣についてです。
- 1.感謝の気持ちを表す
- 2.楽観的になる
- 3.考えすぎない、他人と比較しない
- 4.親切にする
- 5.人間関係を育てる
- 6.ストレスや悩みへの対抗策を練る
- 7.人を許す
- 8.熱中できる活動を増やす
- 9.人生の喜びを深く味わう
- 10.目標達成に全力を尽くす
- 11.内面的なものを大切にする
- 12.身体を大切にする 瞑想と運動
幸福度を高める12の行動習慣
ここからは具体的な行動習慣について、書かれている内容をまとめてみたいと思います。
1.感謝の気持ちを表す
これはテストでわたしにとっても大切にすべき行動と分かり、現在最も取り組もうと思っているものです。
感謝とは物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、そして現在に価値を置くものです。
感謝の念を決して忘れない人はそうでない人に比べて、より幸福でエネルギッシュで希望に満ちていることがわかっています。
また、感謝をよく示す人ほど、落ち込んだり、不安になったり、孤独を感じたり、嫉妬したり、ノイローゼになりにくいことがわかっています。
感謝の気持ちをもつと、どんな挫折を経験したときにも反射的に悲しいと思うのではなく、今の生活で何が大切か?またどうすれば、今よりも良い状況にすることができるのかと考えられるようになります。
感謝の気持ちを表すことは強力な快楽順応にも抗うことができます。
過去を許し、現在に感謝する。そして最高の瞬間は未来にあるのです。
2.楽観的になる
これもテストでわたしが大切にするべき行動の上位にあがってきたものです。もともと楽観的ですが、メリハリをつけられるようにしたいと思っています。
幸福度を高めるために楽観的な考え方が重要である理由は、困難な問題に直面した際にも能動的で効果的な対処方法をとれるようになるからです。
楽観的になることは単に「わたしはそれを手に入れることができる」という考え方ではなく、「どうやったら達成できるか」というプロセスをしっかりと考えられることを意味します。
楽観的な人は自分自身にとって、より難しい目標を設定する傾向があります。楽観主義のおかげで意欲をかきたてられ、率先して行動するようになるからです。
このようにして最高の自分像を描くことで自分を変える力は自分の中にあることに気づき、価値ある目標に向かって進めるようになるのです。
時が経つにつれて、楽観的な考え方が定着し、これまでの自分とは全く違う自分になることができます。ポジティブな解釈や希望の兆しを見つけることを習慣にすることが、幸せをずっと続けるために必要になります。
3.考えすぎない、他人と比較しない
「なぜわたしはこんなに不幸なのか」「このままこの仕事をずっと続けていたら、どうなるのだろうか」「彼の方が給料がたかい」「彼女の方が痩せている」
このように暗い考えや不安な考えを反芻したり、他人をうらやましく思っていたら幸せにはなれません。
人は幸福であればあるほど、まわりの人との比較に関心を払わなくなります。
もしも社会的比較に負けそうになったら、こんな風に自問自答してみてください。
『1年後にも、これは重要なことだろうか』
これに答えることができれば、目の前の問題を大きな視野で見る余裕ができ、悩みは小さくなるでしょう。
4.親切にする
「親切にする」この一言だけだと分かりにくいかもしれませんがこう言い換えると納得がいくと思います。
「人に親切にすれば親切にされた人だけではなく、その行動をとった人にもいい影響を与える」です。なんとなく想像できると思います。今までに親切な行動をとったことがない人はいないと思います。
ダライ・ラマによる「幸福になりたければ、思いやりを学びなさい」、ヒンドゥー教の格言である「ほんとうの幸せは人を幸せにすることにある」など、言い方は様々ですが親切にすることの大切さを説いているのはいつの時代も同じことです。
しかし、親切な行動を効果的にするにはタイミングが重要です。著者はある研究を行いました
「1週間のうちいつでもいいから親切な行動をとる」「1週間のうち1日だけ決めて親切な行動をとる(毎週月曜日など)」このふたつのグループでは後者だけが幸福度の高まりを感じました。
この結果、自分が習慣にしている行動を上回る親切を提供することが最大の成功につながることがわかりました。
ボランティアもいい例です。実際、ボランティア活動はうつの症状を緩和し、幸福感や自尊心、達成感などを高める効果があると分かっています。
人は「誰かとつながりたい」「感謝されたい」「価値ある友情を築きたい」という欲求があります。親切にすることでこれらが満たされ、自己肯定感に影響を与えるのだと思われます。
そして親切な行動は常に新鮮で意義のあるものでないと意味がありません。定期的に同じ親切な行動をすることは「単にやるべきこと」になってしまい幸福度があがりません。まさに快楽順応ですね。
ほんの小さな親切でもいいので、1週間に1回内容を変えて行動することを始めてみるといいかもしれません。
5.人間関係を育てる
「社会的なつながりと幸福との因果関係」は双方向から成り立つものです。つまり、恋人や友人がいれば人は幸せになれますが、幸せな人の方が恋人や友人ができやすいともいえるのです。
実際、まわりの人から強力な社会的支援を得ている人々はより健康的でより長生きをしているという結果が出ています。中でも「家族のことを第一に考える」「社会活動に参加し続ける」ことが共通点として挙げられました。
夫婦関係においては会話が大切です。うまくいっている夫婦はうまくいかない夫婦に比べて、一緒にいて話す時間が週に5時間は多いとの研究結果が出ています。
また、幸福な夫婦関係では、ポジティブな感情とネガティブな感情の比率が5対1だということが研究でわかっています。称賛、感謝そして愛情を伝えることが重要です。
友情においては特に、以下のものが世界共通で大切だとされています。
- 時間をかけること
- 自分をさらけだすこと
- 友人の味方になること
- 秘密を守ること
- 悪口を言わないこと
人間関係に投資をすること、恋人や配偶者との関係でなくても人生で重要なほとんどの人間関係において幸福がもたらされることに注目しましょう。
6.ストレスや悩みへの対抗策を練る
「コーピング(対処すること)」とはネガティブな出来事や状況のせいで生じた苦痛やストレス、苦しみに対処するためにとる行動のことで、自分で変えられる40%(意図的な行動)の可能性を具体化するうえで基本的な戦略になります。
コーピングは主に2つに分けられます。問題を解決することと考え方を変えることです。特に考え方を変えることは大切だと感じます。喪失やネガティブな出来事にも何らかの価値が得るものがあると思うことでプラスに変えることができます。
大切なパートナーや友人が病気になったとき、その人には悲しみとともに人生で大切なものや幸せなことを考える機会が訪れるでしょう。また、自分や周りの人たちにも悲しみとともに、決して無くならないその人との思い出や幸せな感情に気づくことができます。
ストレスや悩みは「恩恵」をもたらすこともあることに気づき、感謝することが良い対応策になります。
7.人を許す
人生には様々な不運があります。誰かに虐待されたり、傷つけられたりあるいは感情的な攻撃の場合もあります。
これらに対する典型的な2つの反応とは、「加害者を避けること」と「復讐を願うこと」です。これらの反応がネガティブな結果を引き起こすことは明らかです。
ではどうすればいいのか。それは人を許すことです。許しとはあなたが自分のために行うものであって、あなたを傷つけた人のために行うものではありません。許しを与えれば、人は前に進んでいけるのです。
許しに関しては過去に詳しい記事を書いていますので、是非読んでください。今年読んだ本のなかでもベスト5に入るぐらい良本でした。
shiawase-shouko.hatenablog.com
8.熱中できる活動を増やす
これまでにあなたは何かに没頭するあまり、時間が経つのをすっかりと忘れてしまった経験はありませんか?例えば、文章を書くことや音楽を聞くこと、会話やネットサーフィンなどです。
この状態を「フロー」と呼びます。「自分が流れていくという感覚をもつこと」から「フロー」と名づけられました。
フローの名付け親チクセントミハイは「素晴らしい人生、幸福な人生というものはフローによって、つまり自分がやっていることに完全に没頭することによってつくられる」と主張しています。
仕事を例に挙げてみましょう。人の働き方は「労働とみなす」「キャリアとみなす」「天職とみなす」の3つのどれかに当てはまるそうです。
ある病院の清掃担当者にインタビューをおこなったところ、清掃の仕事が嫌いで求められる最低限の仕事しかしていない人もいれば、清掃の仕事が重要で意義のあるものと考えている人もいました。後者は最短の時間で効果的に仕事を行う方法や快適な状態にすることで患者が早く治るような手助けとなる方法を考えていました。
これまでと違った視点で、「自分の仕事にどれだけのプラスの面があるか」と考えることはとても価値があります。
仕事や趣味において自分が流れていくという感覚、フローを体験できるのではあればそれは人生をより良くしてくれるものかもしれません。
9.人生の喜びを深く味わう
喜びを味わうには、過去の要素・現在の要素・未来の様子があると考えられます。なかでもわたしは特に過去の要素が重要だと思います。
ある研究では、過去の幸せだった出来事やイメージを思い出せば思い出すほど、現在の生活を楽しめるようになったと報告されています。
また、皆さんも必ず経験があると思いますが、過去のほろ苦い経験は悲しくなります。しかし今がチャンスだ!というポジティブな面を理解するためにも必要です。
過去の経験から、現在の喜びや幸福を味わうだけでなく、未来の喜びや幸福に向けて現在を楽しむことができればより良い人生を歩むことができると思います。
10.目標達成に全力を尽くす
長時間にわたって幸せになれる目標を見極めること、それに向かって努力することが大切です。有意義な人生の目標に向かって努力することは、幸福を持続するために最も大切な方法の1つだからです。
自分にとって意味のあることに懸命になっている人は、夢や野心がない人よりもはるかに幸せです。幸福な人に出会うと何らかの目標や計画をもっていることに気が付きます。
目標や計画はどのように設定すればいいのでしょうか。
まずは「この世を去ったあとで自分が残したいと思うもの」をじっくりと考えましょう。そして、それを他の人に公言してしまうのです。特定の目標や計画について人前で誓約を口にすれば達成できる可能性が高まります。
自分を信じ、楽観主義(○○できるようになる、○○になれる、○○を克服できるなど)であれば、たとえ疑いの念が残っていても行動によって解決されます。
自分の目標を新しい状況に柔軟に適応することができれば、もっと幸せになることができます。
幸福とは目標を追い求めることから生まれるのであって、必ずしも目標の達成から生まれるものでないということを覚えておいてください。
11.内面的なものを大切にする
トラウマとなる出来事を経験したあと、信仰心のある人の方が信仰心を持たない人よりも回復状態がよく、健康で幸福を感じることが心理学によって裏付けられています。
信仰の厚い人が信仰をもたない人よりも幸せなのは、宗教的な信念や聖典などの本質による影響というよりも、信仰によって同じような精神の持ち主や思いやりがある人との交流が生まれるという単純な事実と関係があるようです。
わたしの母は信仰の厚い人ですが、日々健康で豊かに暮らせていることを信仰のおかげだと思っています。日々の幸福に気付いたり、誰かと繋がれることに関しては信仰も悪くないなと信仰をもたないわたしでも思うときがあります。
12.身体を大切にする 瞑想と運動
人が幸せになるうえでポジティブな感情をもつために瞑想が様々な効果を与えることが、数々の研究から明らかになっています。
瞑想は生理機能にも、ストレスにも、認知機能にも、身体の健康にもポジティブな影響を与え、自己実現や道徳的な成熟にも効果をもたらします。
具体的には、前頭前葉の活動の増加、免疫反応の強化、他者に共感できるようになる、ストレスによる不安感や落ち込みが少なくなるといった作用があります。
わたしも幸福度を高めるために瞑想に関する本をいくつか読んでみようと思っています。
また、運動はあらゆる活動のなかでもとても効果的に幸福度を高めてくれる方法です。
うつ病患者に対して、抗うつ剤の投与を続けた人よりも有酸素運動を続けた人の方がうつ病の再発率が少ないといった研究結果も出ています。
過去記事でも運動に関する記事を書いています→
shiawase-shouko.hatenablog.com
定期的な運動は身体面での健康だけでなく、精神面での健康ももたらしてくれます。
以上、幸福度を高める12の行動習慣についてお話してきました。たくさんありましたが、何かひとつでも心に残るものがあれば幸いです。
今、目の前にあることをチャンスに変えるにはどうするか、この先に活かすにはどうするか考えることで少しずつではありますが幸せに近づくことができます。そして近づいている間にも、幸せを実感できればこれほど嬉しいことはありません。
ストレスや悩みは乗り越えられるものとして前向きに捉えましょう。乗り越えることで成長できるとと信じることが大切です。
また、トラウマからは逃げずに立ち向かいましょう。過去のほろ苦い経験は現在の自分を幸せに映すための鏡です。
ポジティブな感情の源泉は自分自身にあり、いつでも再生が可能です。
「これは死ぬ時に後悔するほどのことか」どうかを考え、今できることに全力を尽くすことが幸せへの第一歩だと思います。
本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。
コメントお待ちしております。