幸せの証拠

幸せの証拠

日常の解像度をあげるためにできることを書いています

あなたのパズルはまだ途中

f:id:nov5ive:20201007154925j:plain

 

 

こんにちは。まいまいです。

 


ブログを見に来てくださってありがとうございます。

 


本日は以前『人生を変える勉強』の記事でも紹介した藤原和博氏の別の作品を読んだのでご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

↓過去記事

 

 

 

shiawase-shouko.hatenablog.com

 

 


藤原氏の本はとてもユニークで大好きです。文章もですが、内容も具体的で次々に頭の中でストーリーが展開されていきます。

 


タイトルは『つなげる力』。藤原氏の作品では度々登場するワードかと思います。藤原氏が中学校の校長をされていたことから、特に子どもの教育を例に挙げられています。

 


次の問いは、携帯電話という身近なものを題材にして①では数学、②では国語の知識を問うものになっています。

 

 

 

f:id:nov5ive:20201007151947j:plain




 


どちらも公式に当てはめるだけで解ける問題ではなく、自分の頭を使って考えないといけない問題になっていますね。

 


特に問1②の問題は正解が無限大にあるので、点数をつけること自体が難しいしナンセンスです。先生泣かせの問題ですね。

 


同じように次の問いでは①~③はただの数学ですが、④は明らかに間違っていることを正確にそして簡潔に述べる能力が試されています。

 

 

f:id:nov5ive:20201007152128j:plain



 


国語の授業でありませんでしたか?「○○と考えられる理由について、文章中の言葉を使って9文字で答えなさい」みたいなやつ。

 


「言いたいことはわかるんだけど、同じようなこと何度も述べられていて9文字のところ探すのめんど。。。」ってなりますよね。自分の言葉で述べさせて欲しいやつです。

 


このように自分の頭で考えることが現代、そしてこれからの将来では大切であると筆者は何度も述べられています。

 


つなげる力について、具体例も紹介されています。ここでは作文の書き出しについてです。

 

 

f:id:nov5ive:20201007152204j:plain



 


会話文から始めると頭の中にその状況や情景が浮かびますよね。これは他人とつながる(共感してもらう)ためにすごく重要なことだと思います。

 


また、心内文(気持ちや感情)から始めると、主人公がなぜそう感じているのか考えることになるので興味をもって文章を読んでもらうことにつながります。

 

 

f:id:nov5ive:20201007152257j:plain



 


ツイートやブログ、サムネイルなどのSNSでも使えるテクニックだと思います。

 


次に、このような問いもすごくいいですね。

 

 

f:id:nov5ive:20201007152334j:plain




 

f:id:nov5ive:20201007152401j:plain


問1のハンバーガーのこれからの価格について考えられることはひとつだけではないでしょう。人件費や輸入肉、為替など様々な要因が考えられます。

 


問5の税金の問題なんかはニュースではよく耳にしますが、学校の授業で詳しく習うことはほぼありません。日頃学校の勉強以外でも学習する習慣があるか、ニュースを自分の頭で考えることができているかが問われている良問だと思います。

 


わたしの中学3年生のときの社会の先生は、その週にあったニュースから時事問題を数問出す先生でした。

 


今考えるとテスト前すごく楽しかったんですよね。100点満点目指しているような優秀な友達は新聞やニュースも読んでテストに備えてくるんです。そんな優秀な友達に「今回の時事問題何がでそう?」と聞いて解説してもらっているときはまさに友達と“つながっている瞬間”だったと思います。

 


もともとは100点満点阻止のためだったと思いますが、そうして優秀な生徒から他の生徒にレクチャーすることでクラスの活性化も起こっていました。

 


著者はさらにディベートやブレスト(ブレインストーミング)を大切にされています。以下は大人も子供も同じように、もしかしたら子供の方が早く答えが出せるような課題かもしれません。

 

 

f:id:nov5ive:20201007152523j:plain




 

f:id:nov5ive:20201007152605j:plain

 


このような問いは人それぞれ答えが違うものだと思いますし、テストに点数となって表れることも少ないでしょう。でも、生きていく上ではもしかしたらテストで得点取るよりも大切なことかもしれません。

 


道徳って授業、小学生の頃にありましたよね。なんとなく大人数では話しづらいような内容の。あれって内容はすごくいいことだと思うんですが、内容について発言しづらいような雰囲気がありませんでしたか?

 


確かにそうなんだけど、思っていても口に出してはいけないみたいな。ああいう場を壊さないようにする日本人特有の性格が授業を妨げていると思います。もっと個性を大切にして、自己肯定感を高めることが成長にもつながるでしょう。

 


最後にリーダーシップについても触れられています。

 

 

 

f:id:nov5ive:20201007152706j:plain

 


人は人とつながりたいという本能があります。認められたいとか気に入られたいとか。そこれ、つながれる人(リーダー)とはどのような人か解説されています。

 


①目に見える成果は、言葉だけではなく行動で示せということですね。まず最初に行動を起こすことが一番早く成果につながることになります。

 


②具体的な言葉遣いは、やはり数字です。30分で終わらせる。10%増やす。5000円削減するなど結果を数字で示すことで結果に至るプロセスも明確になります。

 


③リズムとテンポは、特に社会に出ると感じます。特に大企業だと仕事が思っていたようにうまく進まないことは多々あるかと思います。しかし、自分がミスしたところで会社が倒産するようなことはほとんどありませんから、ミスを恐れずに失敗しながら仕事を進めていけばいいと思います。常に前向きな人とは、ミスしたとしても一緒に仕事したいと思えますよね。

 


④お金の裏付けは、なかなか話題にしにくいですが逆に明確にしてしまえば信用にも成り得ます。「お金のことは気にしないで」と言われるよりも「これだけのお金がかかっているからこれだけの結果を出さなければいけない」と言われた方が身も心も引き締まって仕事ができます。

 


⑤それぞれの動機づけは、これからの時代最も重要だと思います。SNSなどを使って簡単に人とつながることのできる時代だからこそ、つながる相手を選ぶものです。自分がつながりたいと思うのように、自分も興味をもってつながってもらえることが仕事もプライベートも幸せに過ごすために大切だと思います。

 


わたしもこうしてブログを書いているうちに、どうすれば読者につながってもらえるか、興味をもってもらえるか考えながら文章を書くようになりました。

 


「このブログおもしろい」「ブログ読んでよかった」と思って頂けるよう、今後も“つなげる力”を養っていきたいと思います。

 

本日もお読み頂いてわたしの幸せがひとつ増えました。

 


コメントお待ちしております。